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交通事故損害賠償請求【遺族年金】

高齢者の死亡事故処理を受託し、いろいろ調査を進めている。
老齢厚生年金を受給中の夫が交通事故に遭い、お亡くなりになった。
妻から遺族厚生年金の裁定請求手続きの依頼を受け、今日、社会保険事務所へ相談にいった。

夫の年金額が低かったため、もしかしたら、遺族厚生年金を貰わない方がよいかもしれないが、念のためというつもりで。

遺族厚生年金の算定には次の3つの方法の中で、一番金額の高い金額で遺族厚生年金として支給される。
① 夫の老齢厚生年金の3/4の額
② ①の2/3の額+本人の老齢厚生年金の額の1/2の額
③ 遺族厚生年金を受け取らない(=本人の老齢厚生年金の額の全額)

③>②>①かもしれないと相談してみたところ、②>③>①であった。

②と③の差は、年額で5万円程度。
5万円程度でも、増えるのだから、請求を出す方が良かろうと考えたが、一つ、とても気になることがあった。

交通事故による遺族厚生年金のため、交通事故の損害賠償請求との関係である。
亡くなった夫が受給できるはずであった、夫の老齢厚生年金は中間利息分を除いて、逸失利益として損害賠償請求の対象となる。
この夫の老齢厚生年金から、妻が受け取る遺族厚生年金が差し引かれたものが正味の逸失利益として算定されると書いてあった。

③>②>①であれば、(遺族厚生年金は支給されないため)夫の老齢厚生年金額が全額、逸失利益となるが、②>③>①だと、いくらか遺族厚生年金が支給されることとなりその分のいくらかの割合が逸失利益から控除されることとなるため、差額の5万円が(控除対象としての)「遺族厚生年金」なのか、②のうち、「①の2/3の額」が「遺族厚生年金」なのか、それとも②の全額が「遺族厚生年金」なのか、が大きな問題となる。
どういう方法で計算するかは社会保険事務所の窓口の担当者は分かっていても、その内容(老齢厚生年金として支給されるのがいくらで、遺族厚生年金として支給されるのがいくらか)まではパッと出てくるものではない。
その根拠が法律の本則にあるのか、通達なのか明確にして帰りたい、もしくはここで分からなければ、社会保険事務局へ訊ねればよいのか、社会保険庁か厚生労働省かを教えて貰えれば十分であると申し出たところ、ベテランの担当者に替わってもらって、法律の本則に今年の4月1日から追加された条文であることが分かった。


厚生年金保険法
第64条の3 遺族厚生年金(その受給権者が65歳に達しているものに限る。)は、その受給権者が老齢厚生年金等のいずれかの受給権を有するときは、当該老齢厚生年金等の額の合計額から政令で定める額を控除した額に相当する部分の支給を停止する


夫の老齢厚生年金の額を20万円とする。妻の老齢厚生年金の額を16万円とする。※実際は金額が異なりますよ。あくまで理解を容易にするための例です。
① 20万円×3/4=15万円
② 15万円×2/3=10万円+16万円×1/2=8万円=18万円
③ 16万円×1/1=16万円
②(=18万円)>③(=16万円)>①(=15万円)
18万円が厚生年金保険法第60条により、いったん遺族厚生年金の額となるが、上記の同第64条の3により(妻の老齢厚生年金分である16万円が)支給停止されるため、結果、遺族厚生年金の額としては、差額の2万円となることが法律上構成されていることがわかった。

60条の全額のままであれば、逸失利益の算定を考慮に入れると、(受給しないという選択肢もあったが、差額で済むのであれば、平均寿命まで生きれば損はないはず。

※条文中の「政令で定める額」共済の関係。職域加算部分は調整されて支給停止をうけない部分という規定になっています。

尻切れトンボですがw急用が入ったため、とりあえずここまで。
手直しするかも・・・?
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遺族年金遺族年金(いぞくねんきん)とは、死亡したときに残された妻や子に支払われる年金である。遺族年金には、遺族基礎年金(国民年金)、遺族厚生年金、寡婦年金(国民年金)、遺族共済年金があり、社会保険庁(遺族共済年金を除く)から年金が支払われる。社会保険庁か

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