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訴訟代理権 獲得について

元は特定社労士のグループ研修の話題だったのですが、その中の一文に着目してしまったおかげで、随分と自分の中でも整理ができました。

おつき合いいただいた、また、論旨をご説明いただいたorangesrさんに、改めて感謝申し上げます。

結論から言うと、やはり私は獲得を目指す方向の立場をとることとしました。

私の前のスレッドで獲得を目指す理由は「ないより、あった方が良い」というものでした。
それを客観的に見せられると、その経済合理性しか考えていないロジックに、なんというか後ろめたさを感じ、正々堂々と主張できる何かがあるはずだと思索したわけです。

そこで、orangesrさんの「紛争発生後も継続的人間関係を前提にした「解決」を目指すのが、日常的に労使関係に接する私たち(社会保険労務士)の本来の役割だろう」という点に、賛同しつつも疑問が浮かんだのです。
社労士の紛争解決が目指すべき方向としては、全く異論がありません。
ところが、私の目の前に転がり込んでくる「紛争」はどういうものかというと、「継続的人間関係」は終了したものばかりなのです。
「継続的人間関係」が成立している相談は、紛争の手前の段階という認識がこれまでは99%です。
「継続的人間関係」を前提にした労使紛争とはどういうものだろう?と考えた時、集団的労使紛争にはそれが成立しやすく、(特に中小・零細企業における)個別労使紛争でのそれの成立は極めて難しいことに気づきました。

訴訟代理権を獲得し、その武器を行使した際のゴールは「決着」というorangesrさんの意見も賛同できます。そのとおりだと思いますし、できる限り「決着」でのゴール設定を避けたいと考えています。
「継続的人間関係を前提にした「解決」」をゴールにした紛争処理に武器の存在は障害になるという考え方も、こちらは賛同はともかく、理解できます。
ところが、少なくとも私の目の前に訪れる紛争は、継続的人間関係が終了したケースがほとんどであるので、目指すゴールは「決着」でも構わないと考えるケースもまたほとんどです。

確率が高いから、武器を手にする代理権獲得を是とするという論理も、経済合理性と五十歩百歩な気がしていますので、ここで話しは止めません(笑)。

私の目の前に現れる紛争の相手方はどう考えるか?
多くの場合、相手方も「決着」さえ厭わないと感じています。
つまり、社労士が武器を持っても、持たなくても、相手は「決着」を目指して進めてくるときに、我々は武器を持てば最後まで責任を全うできるが、持たなければ、全うできません。つまり、(社労士が労使紛争に、より関わる事が善という前提で)積極的に関わろうと出来るかというと、やはり武器を持たなければ躊躇してしまいます。
弁護士と異なる正義感を持つ社会保険労務士が、関与に躊躇すること自体、国民全体の不利益に思えてならないのです。

また、社会保険労務士が武器を持たずに紛争処理に当たっても、こじれると武器を持つ連中が出てくる構造まで動かす事はできないので、相手方から見ても、目の前の社会保険労務士は武器を持たないから腹を割って話せるかというと、そうではないのだろうと感じます。
となると、社労士の訴訟代理権の保持・不保持は、「継続的人間関係」の存否にかかわらず、処理の進行に影響を受けないと考える方が私には得心がいきます。

で、あるならば、「社会正義の実現」という正義感を持つ弁護士と「継続的人間関係を前提にした「解決」」という正義感をもつ社会保険労務士が、同等の活躍ができることは、選択という点で国民全体の利益にやはり適うのだろうと思うのです。

ある一つのケースで最初から関わると、こじれたときに代理権を行使する事には法上の、あるいは倫理上の問題が生じるということを指摘されています。
確かにその問題はあるのですが、紛争の芽の段階から関わったとき、こじれるということ=紛争処理に失敗したということなのだろうと思うのです。失敗したときのことを前提に判断していいのだろうか?
社労士の本分は、紛争を芽のウチに摘むということにあるはずです。
それは訴訟代理権が付与されたとしても、変質しないものだと思うのです。
うまく処理できれば、紛争にすらならない。
権利を与えられる事で、積極的に関与できる。
しかも、異なる正義感を持つプロの中から選択できる。このように成功するケースから、判断をアプローチすべきだろうと。
結果、とても良さそうなので、やはり獲得を目指して良いのではないだろうかと、改めて感じます。

ただし
「あっせん代理権でさえ理論上も実務上も??なのに
『この上に』訴訟代理権を獲得してどうするつもり?」
は、禿しく同意しますw
獲得を目指す以上、倫理感も含めて、向上させることにも同じだけのパワーを当てる事が組織体の誠意だと。

結果だけみると、向上への労力の振り向け方は、かなり不足しているなぁと。


ゼニ金じゃなく、私なりに満足できる、訴訟代理権を獲得すべしとのロジックを、構築できた契機を与えてくれ、また、おつきあいいただいたorangesrさんに、改めて感謝。
結論が異なる事が少なくないのですが、おれんじさんのロジックのプロセスはとても心地良い^^
不遜なことを最後にいうと・・・こういう議論ができる社労士が増えれば、今すぐにでも訴訟代理権を与えてもいいんじゃないかと思うのです   という胸の内は、さらさないのが大人なのでしょうか?w
考えようとしないどころか、知ろうとすらしない中堅の存在に、先は長いなぁとは思うのです。
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継続的人間関係の本質

以下はsharocさんからいただいたトラックバックへのお返し> 結論から言うと、やはり私は獲得を目指す方向の立場をとることとしました。もちろん私はその結論を否定できる立場ではありませんしsharocさんがここまで考え抜いての結論を尊重し、またその考察の深化を...

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